komoriku ~庭暮らし~

酷暑の暖地都市部、雑木と茶花系宿根草で持続可能&多品種超密植のお庭を探求する日々。

草茫々

生い茂った薄と雁金草で茫々の庭
2019/10/6 薄と雁金草の庭

暖地では、夏から秋は庭仕事はシーズンオフ、ひたすら水遣りと害虫取りに勤しむのみである。
雑草が生えないよう、隙間なく植物を植え込んでいるのだが、だいたいこの時期になるともうコントロール不能で、庭の草花自体が茫々に生い茂って鬱蒼とする。
どうやら人が見れば(ジャングルみたいな)すごいことになっている庭らしいのであるが、個人的には決して嫌いではないのである。
別に人のための庭でもないしね。

雁金草が茂る向こうに薄の穂が揺れる
不思議な形と澄んだ青色の花

昔の庭にも雁金草を植えていて、苦労なく育って、秋に面白い花をつけるのが気に入って、それでまた植えたのだ。
薄の穂も雁金草の花も、夕日の中で揺れる様が楽しい。
雁金草の難点は、ふと体に触れるとあまり良いとは言えない匂いがするところだ。

『パープル・フォール』というこの薄は、晩秋に紅葉するところが優秀なのであるが、実はもう一つ、とにかく出穂が早いというところがある。
だいたい、6月末には出始めて、ずっと穂が出続ける。薄なしのお月見を過ごさなくてもよいのだ。

葉っぱもしゅっとしている糸薄、穂の出始め
いつの間にか育った糸薄

今もう一つ、小ぶりな糸薄が穂を出し始めている。
何かの苗に紛れていつの間にか生えたものだが、2年目の今年、素晴らしい糸薄となった。
今年の仲秋には間に合わなかったが、十三夜にはいい感じになりそうだ。

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菊葉玉咲フジバカマ
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シモバシラ

暑くなる前に、秋にこうであったらいいなと植えた秋草たちもいつの間にか咲いている。