komoriku ~庭暮らし~

酷暑の暖地都市部、雑木と茶花系宿根草で持続可能&多品種超密植のお庭を探求する日々。

星を見る人

オリエンタルリリー『スターゲイザー』の庭植え
2019/07/18 庭のスターゲイザー

三年目も綺麗に咲いた、スターゲイザー
オリエンタルリリーの中では古い品種だと思うが、藪に植えても真っすぐ育ってくれる。(先日の大雨で支柱を立てたが、基本は自立してくれる。)
スターゲイザーとは「天文学者」というような意味だそうで、受け咲きの特徴からのネーミングらしい。
それも梅雨時には気の毒な気もするが、健気に咲いている。

手がかからないので普段余り気に留めずにいるのだが、花が少なくなり、一方では梅雨で潤った緑が生き生きしだした中にあると、素晴らしいフォーカル・ポイントに。
私の好きな小さな杜を引き立ててくれるのだ。

背景に株立ちのアオダモと、オーレアの柏葉アジサイ『リトル・ハーモニー』、
向かって左はハウチワカエデ、右には今年植えた常緑樹、イジュ。大好きな葉っぱたちだ。
リトル・ハーモニーは花期以外もその特徴的な黄金葉が、緑に覆われた庭の中では貴重な存在だ。

色々な木々の葉っぱの中で濃いピンクの花を咲かせるスターゲイザー
庭の緑に埋もれるスターゲイザー

手前には、ハイブリッド・ルゴサ『ベイシーズ・パープルローズ』や『ブラッシュ・ノワゼット』といったお気に入りの庭薔薇や、葉ものではサルビア・レウカンサ、気の早いミスカンサス『パープル・フォール』の穂といった、葉っぱだけでも十分に幸せなものたちが並ぶ。

記事を放置している間に梅雨も明けて、今はもうスターゲイザーは跡形もなく、
お庭はさらに草迷宮と化しているが、夏の庭の茫々とした姿、それもまた良しなのだ。