komoriku ~庭暮らし~

酷暑の暖地都市部、雑木と茶花系宿根草で持続可能&多品種超密植のお庭を探求する日々。

イジュ咲く

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2019/06/16 イジュ開花

沖縄では梅雨に入ると咲くというイジュ。ここ関西でもやはり梅雨の花のようである。
アイボリーの丸い蕾がなかなかに可愛らしく、当分蕾もいいなぁ、などと昨日は思っていたのだが、昨夜の雨で一気に開花となる。

決して広くはないお庭であるので、高木のイジュを植えるのは躊躇いもしたが、花も蕾も、それから輪生するすべすべの葉っぱも魅了される質感なのである。(5月の常緑樹が新芽を吹くころ、古い葉っぱが紅葉したのも綺麗だった。)
薔薇の季節を除けば大半が緑に染まる、いや草茫々のお庭なので、葉っぱが美しいことは肝心なのだ。

元々、エントランスのソヨゴを除けば落葉樹ばかりを好んで植えていたが、親しくなった庭屋さんに一本常緑を植えてはどうかと勧められた。
調べているうち、気になってしょうがなくなったのがイジュである。
初夏に白い花が咲く木がどういうわけか好きなもので、ヤマボウシや夏椿など植えている。
常々夏椿を眺め、ツバキ科って佳いなぁ、などと思う人であったので、同じツバキ科であるイジュもやっぱり佳いのである。
あんまり大きくならないでね、と狭苦しいところに植えて祈っているのであるが。。

まだ植えている人がそれほど多くはないのか情報は少なかったが、聞く限りはそこそこには耐寒性はあるらしく、関西ではごく普通に生育するらしい。
大らかなすべすべの葉っぱが風に揺れるのを見ていると、沖縄の風に吹かれたように心地よい。

イジュが育つなら暖地も悪くないかなぁ、そう思える開花の今日。